診療報酬ファクタリングとは、国保や社保などの入金を担保にした資金調達です。国保とは国民健康保険団体連合会で社保とは社会保険診療報酬支払基金、いずれも国が取引に先になるので回収が困難になるといったトラブルを避けることができるメリットがあります。ただ、物事にはメリットもあればデメリットも少なからず存在しています。ここでは、診療報酬ファクタリングのデメリットにはどのようなことがあるのか解説します。
診療報酬に限ったことではないのですが、ファクタリングは低リスクで比較的短期間にまとまった現金を手に入れることができる資金調達手法の一つです、本来なら、数週間や数か月後には現金を受け取ることができるものを、前借しているのと同じものです。さらに、前借には手数料が差し引かれるので本来入金される金額より少なくなります。それと同時に、先に貰っているので将来入金する金額も減りますし、資金繰りが悪化すると再びこのようなサービスを利用しなければならなくなる、悪循環を作り出してしまうリスクが存在します。そのため、資金調達の一時的な利用で考えることが重要です。
融資と比べると使い勝手が良いのですが、法的な規制が比較的緩めです。そのため、業者を選ばないと悪質なところを利用してしまう可能性がある、このようなデメリットもあります。資金繰りに困ってファクタリングを利用する人が多いので、一刻も早く現金を手に入れたいなどからいいなりになって契約を交わすなどのケースもあるので注意が必要です。